テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

Moodleの評定表(グレードブック)は奥が深い...

Moodleには、成績管理の機能があり、吉田さんの翻訳では「評定」と訳されている。

Blackboardでは、「成績表」と私は訳した。

さて、この評定機能だが、さまざまな小テストや課題、ワークショップなどの評点を総合して
最終評価を提示する。

しかし、厄介なのがデフォルトではコース合計の欄が文字通りの合計点ではなく、平均点を出してしまうのだ。

そこで役立つのが計算機能(Calculation)である。

コース合計の欄にある計算機のアイコンをクリックすると、計算式を入力できるようになる。

Excelで計算式を利用するように、各評定項目にIDをつけて、計算した結果を総合得点として

学生に表示できる。

デフォルトの平均点ではなくて、総合得点の方が日本人にはなじみやすいと思う。

そういう場合は、各テストに1,2,3...のようなIDをつけて、

コース合計を

sum(1,2,3,4,....)

などのようにすればよい。

さらに重みをつけたい場合には、それぞれにウェイトをかけてやればよい。

そうすると、シラバスで提示した評価基準を反映した評定結果を表示できる。

ちょっとややこしいがぜひ試していただきたい。

こういう細かいことって、なかなか気付きにくいけど、実運用では大切なことだ。