テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

Moodle 1.9 beta 2がリリース

注目のOutcome Management(コンピテンシーマネジメント)機能が搭載されたMoodle 1.9がベータ2まで来た。

もう少しで正式版になるだろう。

Moodle 1.9では、評価のための仕組みがより充実してきている。

単にLMSやCMSを導入するだけではなくて、いかに学習者へのフィードバックを

効果的に実現できるか、という点に関係者の注目が集まっている。

日本でも意識面で遅れぬようにしていきたい。

もうそろそろ「オープンソースは信用ならぬ」とか、「コストを1円もかけるのはよくない」

などの実のない議論ではなくて、

オープンソースでも商用でもいいので、自分達の目的を最も効果的に実現するために

どのような道具立てが必要なのか、という視点で物事を考えるタイミングになったのでは

ないだろうか?商用だから優れているとも限らないし、オープンソースをうまく使うには

知恵と支援する人材の確保が必要だ。いつかは文科省が指導してくれるだろうと

自助努力をしないでいい、という向きもあるが、そこまで面倒見てくれぬと思うし、

きっと指導されるころには学生がいなくなってしまうかもしれない。

それから、少子化が進行する中で、海外、とりわけアジア圏から学生を受け入れることを

もう少し前向きに検討してもいいのではないだろうか?

その突破口として、Moodleなど多言語対応の教育プラットフォームを使って、

事前事後から、留学中に至るまで、きめ細かい指導、そしてコミュニケーションを

実現することが有効だと思う。

みなさんはこの記事を読んで、これからの活動にどう生かしますか?