テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

gettextによる国際化 on Debian

この1週間ほど、gettextによる国際化でずっとはまっていた。

どうやら、Debian特有の問題で、ロケールを日本語に切り替えても

moファイルから日本語のラベルを拾うのに失敗している。

これは、どうやらdebian sargeに含まれるlibcの問題で、

libintl.aが参照するlibcにはgettextが含まれていないのだと。

だから、空振りしている。フォールバック機構があるため、

エラーメッセージも出ず(つまりは日本語でなく英語に落ちる)

途方に暮れていた。

オープンソースだからソースをということで、gettextなどのソースを

片っ端から読んだがこれが問題でもないようで。

結局ヒントはDebian-devのMLで似たような事象を発見。

namazuの国際化で同じ問題に遭遇されている。

これも次期バージョンではなんとかなるよね、って書いてあって

どうしようかな、なんて途方に暮れていると、

4月19日にsargeのr2が出たとのことで、さっそくapt-get upgrade

してみると、libc6を更新している。

もしやと思って試してみると、うひょ動いた。

このlibcはちゃんとgettextにリンクしているのだ。

徹夜の日々はなんだったのだ。。。

ま、気を取り直して動くようになったソフトを利用することにする。

みんなで使いましょう、と言ってしまったため引っ込みがつかなかったのだが

危機一髪のところで救われた。