テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

Moodle開発者に会ってきました。

しばらくダイアリーをまともに更新していませんでした。実はオーストラリアのパースという街でMoodleの開発者Martin Dougiamas氏(どぅーぎあ^ます、と発音)に会ってきたんです。1歳年上で意気投合。今後は日本におけるMoodleの普及に協力していくことになりました。

サポート面が不安なオープンソースですが、Moodleには世界中に150人ものパートナーがいて、緊密に連絡を取りあったり、助け合ったりしています。驚いたことに前いた会社のCOOもいました。150人もサポートできる人がいるソフウェアはなかなかありません。その商用ソフトの場合、せいぜい数人がコアコードを開発し、10人くらいのサポート担当者(コードは書けない)がいます。また、既にいろいろな難問を解決しており、たとえばMoodleに欠けている管理機能の追加や、教務システムや人事システム、課金システムなどとの連携を実現しています。しかも、彼らは大学の職員でもあるのです。私もその一員になれてとても光栄です。

Moodleはライセンスフィーがかからないので、大学だけではなくて小中学校や高校での授業支援にも十分利用できます。今後はK12向けのテーマやランゲージパックを作成してみたいです。

Moodleについての詳細は下記の書籍に詳しいです。これは第1弾ですが、先日違う著者によるタイ語版が出たそうです。日本語版も1日も早く出せるようにがんばります。Jason Coleはアメリカからイギリスに移住して、Open Universityのプロデューサとなり、Moodleをその基盤として採用しました。

Using Moodle: Teaching with the Popular Open Source Course Management System (Community Press)

Using Moodle: Teaching with the Popular Open Source Course Management System (Community Press)