テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

MacでXOOPSのカスタマイズに挑戦

2月に「XOOPS徹底入門セミナー」を開催するにあたり、さまざまなOS上で各種ソフトウェアの動作確認をしている。

XOOPS徹底入門」と謳っているだけに、サーバのコンソール上で全て作業をしてもらうわけにもいかないので、MacWindowsFTPクライアントを試している。

WindowsではFFFTPというFTPクライアントを用いている。

Macでは普段はターミナルからコマンドラインFTPしているので、GUIのついているFTPクライアントを探すことにした。昔はFetchというソフトをClassicな環境で利用していたことがある。OS6から8くらいの時期でした。もう10年以上経ちますね。

そこでGoogleしてみると、Fetchはシェアウェアになっていました。いちいち支払い催促画面が出てくるのもアレなんで、他のもチェックしてみる。そこで、ドネーションウェア(気にいったら使ってね、と公開されているソフトウェア)の "CyberDuck" というツールを発見。さっそく試してみると超ラクチン。GUIを利用しているなら便利です。まあ、Paypalで寄付してね、とは言ってくるが機能的に制限はない。もう少し稼いだら寄付しよう。

以下がCyberDuckのサイト。なんとチェコドメインだ。

http://cyberduck.ch/

ただ、GUIしか知らないと、緊急時だとか自由にソフトウェアをインストールできない状況では対処ができなくなるので、できれば各OSに標準で搭載されているFTPクライアントTelnetクライアントソフトウェアを使いこなせるようにしておくと万全である。そして、安価なホスティングサービスで採用されているのはLinuxFreeBSDでは、

の3つが使えるようにしておくと、各種Webアプリケ−ションのインストール、メンテナンスなどがしやすくなる。Windowsでも同様でコマンドプロンプトからftptelnetが利用できる。sshクライアントはインストールしなくてはいけない。

また、余談であるが、GUIに慣れてしまうと自分が今どのような操作をしているのか、を意識せず、なんとなくクリックして作業をした気になってしまう、というおそれもある。その点、コマンドラインだとなんとなくコマンドを打っただけでは、"No such file or command!" と言われるだけで、明確に自分がしたいことを指定された言語で伝えてあげる必要がある。ちょっと慣れないと厳しいが、何がやりたいのか、を毎回整理して伝えなくてはならないので、物事を分析したり、筋道立てて作業を明確化し、表現する能力を向上させられると思う。

それゆえ、プログラミングまでは厳しいと考えるが、コンピュータとインタラクションするトレーニングをしたいという状況では、コマンドラインでのファイル操作・編集や、かんたんなシェルスクリプトの作成などはかなり有効な学習方法ではないか、と私は思う。ぜひ、機会を作って教材作成をしてみたい。