テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

Moodle 2.5の新しい機能

Moodle 2.5の最新ベータ版をインストールしてみました。

リリースノートにある以下の新規機能を確認できました。

とりわけ、オープンバッジは威力を発揮しそうです。

【先生や学生の機能】

1.編集画面に表示される項目数が少なくなった

オプション項目が全て表示されないので、リソースや活動追加画面がすっきりしました。

2.設定ブロックの名称が、【管理】になった

3.バッジ(Open Badge)の設定・付与ができるようになった

プロファイルページに、Moodleおよび外部教育機関から発行されたバッジ(修了証)を表示できるようになりました。たとえば、ニューヨークシティでは2012年から2013年の1年間に4000名の高校生がITスキルの学習成果に対して、バッジを獲得しました。

こうしたバッジを表示することで学習者はひと目で習得したスキルや能力をアピールでき、モチベーションの維持・向上に役立てられます。

日本でもうまく工夫すると自主的に学ぶ生徒や学生が増加するでしょう。

4.フォルダ表示の改善

リソースで追加したフォルダをインラインで展開して表示できるようになりました。これにより、ページ遷移をしないで、講義資料を探せるようになります。

5.課題設定

合格点を設定し、パスするまで提出する設定ができるようになりました。

6.フォーラムでのワードカウント機能

フォーラム投稿でワード数を数えられるようになりました。英文ライティングなどの課題に役立つでしょう。

7.小テストのエッセーのテンプレート機能

小テストのエッセーにテンプレートを設定できるようになりました。

8.用語集ブロックの改善

ランダム用語集でグローバル用語集を参照できるようになりました。

9.履修生の検索機能強化

履修登録している学生の検索機能が強化されました。

【管理者の機能】

1.Bootstrapベースのレスポンシブテーマ

Cleanテーマを選択するとTwitter Bootstrapベースのレスポンシブなテーマを選択し、CSSを編集しなくても管理画面から設定を編集できます。たとえば、ロゴの設定などができます。

2.拡張プラグイン(アドオン)の追加

コマンドラインFTPクライアントを使用しなくても、WordPressのようにブラウザ上からプラグインのインストールやバージョンアップができるようになりました。