eラーニングの本格的普及にあたって
2009年になってから、急激にMoodleの導入や決済システム連携の
リクエストが舞い込んでいる。
しかも、これから参入するのではなく、既に対面なり郵送ベースで
教育プログラムを提供していて、コンテンツを保有している方から
の問い合わせが増えている。既存のリソースをどのようにオンライン
プログラム化するのか?また、決済のプロセスをいかにシステマチッ
クに実行するか?についての問い合わせが多い。
これまでは、Moodleの利用は大学などでの利用が多く、どちらかと
いうと授業の補完ツール的利用で、オンラインだけで完結するよう
な教育プログラムを開発したり、課金をしたりというニーズはあま
りなかった。
また、成果に対する期待や、モチベーションも必ずしも明確ではなかった。
2009年になった今、非常に現実的なリクエストが増加している
のを見ると、eラーニングの利用はコモディティ化(一般化)し、
普及期に入ったと感じる。
また、それを推進する原動力としてMoodleのようなオープンソース
ソフトウェアが威力を発揮している。
そこでは、投資に対するリターンへの期待が大きく、また持続的に
プログラム提供をするためのさまざまなサポートが必要だ。
教える側も、これまでパソコンやインターネットの利用に縁のなかった
Google登場以前のインターネットのイメージしかない人々が多い。
そうすると、これまでのようなITサビーな人々に対するサポートより
もっとプリミティブなレベルからサポートする必要が出てくる。
ニーズが増大するのはうれしいことだが、それに合わせてこちらの体制も
整備し直す必要があると実感している。
などを急ピッチで整備する必要があるだろう。
また、こうした要素は既にMoodleによる授業支援を提供している大学でも
成功するために非常に重要だと思う。
豊かな人生の実現 eラーニングがもたらす教育革命で成功を手に入れる
- 作者: 久保雅文
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