テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

Camtasia Studioをアップデート

以前にも紹介したコンテンツ作成ツール、「Camtasia Studio 5J」であるが、

PowerPointによるプレゼンテーションや、画面上の操作を録画して、

Webで公開したり、CD-ROMで再生できる講義コンテンツを作成できる。

また、iPodで再生したり、Macでの再生にも対応している。

往々にして、こうしたツールはWindowsでないとうまく再生されなかったり

するが、Camtasia Studio 5JFlash形式を採用することでこうした

トラブルを防いでいる。

録画機能が改善されたということなので、バージョン5にアップデート

してみた。米国では既に次のバージョン6がリリースされている。

最初は講師のビデオがないと物足りないかと思っていたが、ナレーションが

良い品質で録音されていれば、講師の顔はなくてもいいように思う。

よっぽど魅力的ならいいのだが、労力も精神的負担も大きい。(少なくとも私には)

作成手順だが以下のようになる。

1.講義資料をPowerPointで作成する。
2.PowerPointからCamtasiaの録画ボタンを押す。
3.「録画を開始する」ボタンを押す。
4.最後のスライドまで話を進める。
5.「録画(音)を終了する」を選択する。
6.「録画を制作する」に進む。
7.表示サイズや音声の品質を選択する。
  面倒な場合はプリセットを利用してもいい。
  ここで画面サイズが大きすぎると、再生できない人がいるのでよくない。
  800x600に収まるようにしてはどうだろうか。

後はこのフォルダを圧縮してMoodleなどのLMSに登録すれば、

オンライン講義ができあがる。

PowerPointとマイクがあればすぐに作成できるので手軽だ。

マイクには、USB接続のものを利用するといいだろう。

私はUSB接続のカメラについているマイクを利用してみた。

マイク端子に接続するタイプだとノイズが多くなってしまい

受講生が聞きづらくなる。

もしくは、USBオーディオアダプタにDJマイクなどをつなぐと

非常に高品質のナレーションが録れる。

たとえば、以下のような製品があり、1000円ちょっとで入手できる。

PLANEX USB→3.5mmヘッドホン/マイク端子 USBオーディオ変換アダプタ PL-US35AP

PLANEX USB→3.5mmヘッドホン/マイク端子 USBオーディオ変換アダプタ PL-US35AP

Camtasia Studio 5Jを使うと、Web上での再生だけではなく、CD-ROMで

配布したり、iPodiPhoneで再生できるように変換するオプションまで

ついている。

それから、音声や動画データはFlash形式になるので、MacでもWindows

でもUnixLinuxSolaris)でも再生可能になるのもうれしい。

Microsoft ProducerだとMac OS上での再生には難がある。

自作のPodcastingに挑戦したい先生には非常に重宝しそうだ。

なかなか体験してみないとピンとこないので、ぜひ挑戦いただきたい。

それから、昨年からMac版も開発されていて、近い将来日本版も

利用できるようになるだろう。

今後はこうしたコンテンツ作成のヒントについても執筆していきたい。