Moodleの使い途
このところMoodleワークショップを連日開催している。
神戸・町田に続き、今週は別府・大分と続く。
来週は山陰地方でも開催を予定している。
一番みなさんが苦労されているのは、
「Moodleが何をするためのものなのか?」
を理解することである。
Moodleは、教育用のソフトウェアである。
そして、授業(コース)をうまく運営する(マネジメント)仕組み(システム)だから
「コース・マネジメント・システム」
というジャンルに分類される。
Moodleは、対面授業の補間にもっとも利用されていて、
eラーニングだけのための仕組みではない。
ここのところをきちんと説明しないと
「コンテンツがないからだめだ」
とか
「SCORM教材を設計しないと」
とトンチンカンな方向に進んでしまう。
まずは、シラバスや予習・復習の教材、課題の提示など基本的な機能を
使いこなせるようになろう。
それと、最近では学生さんの多くがMP3プレイヤーやiPodを持っているので
語学教材などのビデオを先生が自作してもいいだろう。
MoodleにはPodcastingのモジュールがあって、授業単位で番組を持ち、
学生は購読登録ができる。すると自動更新されるので管理が楽になる。
まずは、ふだんの授業の理解を深めたり、消化不良にならないようにするために
Moodleを活用しよう。