梅田望夫 「Web時代をゆく」
「Web時代をゆく」を読んだ。
あいかわらず過剰なGoogle礼賛なのであるが、サーバにデータを置くことを「あちら側」とか
現実世界を「こちら側」とか呼ぶのは概念的にわかりにくい。
単に「サーバ上に置いておく」か「ローカルマシン上に置いておく」かの違いだ。
確かに、他の人からのアクセスを可能にしたり、ローカルマシンを持ち歩かなくて
よくなる、位の効用はあるだろうが、それ以上でもない。
ともあれ、氏がなんとかインターネットの普及による社会変革について日本人の
注意を喚起し、若者を勇気づけようとしていることは汲み取れる。
それから、今さら「文系」「理系」を区別して話すのも「古いスキーム」なのでは
ないかと思う。
これからは、「文系」「理系」のいずれもカバーしうる強靭な知性やセンスが
必要になると思う。そして、知識だけではなく芸術的なセンスも必要だ。
そう思って日々精進しているが、なかなか一筋縄にはいかない。
また、サーバ構築スキルのことを「Webリテラシー」と呼んでいるが、
もう少しましなワーディングがあると思う。
考えをまとめてメールでも送ってみようかな、と思った。
こういうことができるのもインターネットがあるからだ。