オープンソースと無償サービス
このところ、年度末のせいかオープンソースベースのeラーニングやポータルサイト構築に関する問い合せが急増している。
その中で時々勘違いをしておられる方をお見受けする。
なぜか企業のシステムインテグレータ系子会社の社員に多いのだが、
「オープンソースなんだからサービスは無償でやってくれるんでしょ?」
という方がいらっしゃる。
オープンソース = 無料
でも
オープンソース = ただでやってくれる
でもない。
オープンソースはソースコードへのアクセスや改変、再配布が自由である、ということで、
第3者に無料で何かをしてもらえるとか、そういうことではない。
自由を得るためにはそれなりの努力が必要である。
こういうおかしなことを言う人たちは権利ばかり主張するが、自分で努力しない。
頭に汗をかいて調べたり、自分の手を動かしてみて、そこでわからないことを尋ねるのなら
ポインタを示すなどの手助けはできる。
だが、自分の手は汚さないで、ただ働きせよ、というのは筋が違う。
また、企業に勤めていて給料をもらっているのに、就業時間中にボランティアをして社会貢献をするのだ
と息巻くのも、何か間違えていないか?
ちゃんと稼いで、収益をあげて、税金をたくさん納めていただきたい。
またそうしないと会社も存続できない。
そして、休日などにボランティアに精を出すのは結構である。
仕事をさぼる言い訳にオープンソースを使うのは止めていただきたい。
こういう社員を抱える経営者は大変だ。