テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

オープンソースCMSのFAQはじめました。

先日導入したphpMyFAQを用いて、オープンソースCMSに関するFAQを作成しはじめた。

Moodleの動作環境や、サーバ選択等についての質問など、よくある質問について、いつも回答していることを書いている。

http://www.learningdesign.jp/faq/

中でも多いのが、ロリポップXREAなど共用型ホスティングサーバで導入するにはどうしたらよいか、という質問である。

残念ながら、Moodle1.6を動作させるためにはMySQLのバージョンが4.1.16以上でなくてはならない。MySQLは4.1以降、データベース接続の方法や文字コードの扱い等が変更になり、いろいろと移行に苦労する人も多い。そこで、調べてみたところ、ロリポップをはじめとするレンタルサーバの多くは、MySQL4.0.x系か、3.23.x系を採用しているところがほとんどであった。

また、PHPの設定にも制限がある場合が多い。たとえばメモリリミットを上げられないと、Moodleのインストールすらおぼつかない。

どうしてもホスティングサーバで運用したいのであれば、MySQL4.1.16以上が導入されているか、それとも自分で導入できるサーバを借りるのがいいだろう。近頃はまるごと1台レンタルしてくれるプロバイダーも増加している。

それと仮想化技術を用いて、ひとつの筐体上に仮想サーバを立ててレンタルするバーチャルプライベートサーバなるタイプのサービスもある。柔軟性は共用型タイプよりはあるが、パフォーマンスはあまり期待できないようだ。

しかし、レンタルサーバを借りるとパフォーマンスや応答速度の問題がある。特に秋学期が始まって、いくつかの学校ではPC実習室などからの一斉アクセスがあり、学内にサーバを設置していてもメモリやCPUを目一杯消費している。

このような環境ではレンタルサーバでやるのはかなり厳しい。ネットワークの輻輳も起こるし、マシンも負荷に耐え切れない。こうした場合は、学内にサーバを設置して運用する方がいいだろう。

できれば、LinuxFreeBSDが安心で安価だが、管理者がいない場合等にはMac OS XWindowsで運用する方が手っ取り早い場合もあるだろう。

費用がかからないにこしたことはないが、あまりケチって使い物にならないのも困る。

安物買いのなんとか、にならぬよう気をつけましょう。