テクノロジーによる教育支援への挑戦

テクノロジーによる学びの支援へのチャレンジについて書いていきます

MoodleとPayPalの連携

電子書籍の購入サイトで質問をいただいて回答しましたので、こちらにも転載しておきます。

【質問】paypalについて

moodleで国家試験を勉強するサイトを構築中です。一部、有料コースを作りたいのですが、paypal連携の部分の詳しい説明が読みたいです。よろしくお願いいたします。

【回答】

Re:paypalについて
コメントありがとうございます。

解説記事を書いてみようと思いますが、大まかな手順についてご紹介します。

1.登録プラグインPayPalを有効化し、PaPpalアカウント情報(メールアドレス)を登録する。あらかじめ、PayPalアカウントを作成しておく必要があります。

2.コース設定でPayPalプラグインを有効化する
3.コースの受講料を登録する

という手順で、PayPalによるコースへの課金ができるようになります。

ぜひお試しいただき、難しい場合は弊社サイトよりお問い合わせください。

設定代行等もご提供しています。

Moodle 2ガイドブック 発売開始

Moodle 2.5をベースにしたMoodle 2.xのガイドブックが刊行されました。

今回は電子書籍版をベースに海文堂出版の岩本さんに読みやすく再構成していただいたので、とてもわかりやすい書籍になりました。

ぜひリファレンスとしてお使いいただければ幸いです。

MOOCで勉強開始

今週からCoursera(コーセラ)という大規模公開ネット授業(MOOC;ムーク)で、Stanford大学のBalaji Srinivasan先生と、Vijay Pande先生が "Startup Engineering"という授業を開始しました。

この講義では、ベンチャースタートアップの起業経験のある二人のエンジニアが、スタートアップの構想から提案、資金調達などの経営的な知識についての講義と、クラウドファンディングサイトをOpen Sourceのプラットフォームをベースに構築し、Node.jsやHTML5Webサービスを実際に作る技術を教えます。

そして、スタートアップを目指す人は資金がないうちは万能で何でもやらなくてはいけない、と講義で説明しています。

課題もphantomjsなどで回収し、自動採点するといいます。これも自分たちでツールを書いているようです。

既に10万人ほどの受講生が登録していますが、なんとか落ちこぼれないように、いろいろトライしてみたいと思います。

東京からも参加者がいるようなので、宿題が出たらミートアップなどしたいですね。

Moodle 2.5の新しい機能

Moodle 2.5の最新ベータ版をインストールしてみました。

リリースノートにある以下の新規機能を確認できました。

とりわけ、オープンバッジは威力を発揮しそうです。

【先生や学生の機能】

1.編集画面に表示される項目数が少なくなった

オプション項目が全て表示されないので、リソースや活動追加画面がすっきりしました。

2.設定ブロックの名称が、【管理】になった

3.バッジ(Open Badge)の設定・付与ができるようになった

プロファイルページに、Moodleおよび外部教育機関から発行されたバッジ(修了証)を表示できるようになりました。たとえば、ニューヨークシティでは2012年から2013年の1年間に4000名の高校生がITスキルの学習成果に対して、バッジを獲得しました。

こうしたバッジを表示することで学習者はひと目で習得したスキルや能力をアピールでき、モチベーションの維持・向上に役立てられます。

日本でもうまく工夫すると自主的に学ぶ生徒や学生が増加するでしょう。

4.フォルダ表示の改善

リソースで追加したフォルダをインラインで展開して表示できるようになりました。これにより、ページ遷移をしないで、講義資料を探せるようになります。

5.課題設定

合格点を設定し、パスするまで提出する設定ができるようになりました。

6.フォーラムでのワードカウント機能

フォーラム投稿でワード数を数えられるようになりました。英文ライティングなどの課題に役立つでしょう。

7.小テストのエッセーのテンプレート機能

小テストのエッセーにテンプレートを設定できるようになりました。

8.用語集ブロックの改善

ランダム用語集でグローバル用語集を参照できるようになりました。

9.履修生の検索機能強化

履修登録している学生の検索機能が強化されました。

【管理者の機能】

1.Bootstrapベースのレスポンシブテーマ

Cleanテーマを選択するとTwitter Bootstrapベースのレスポンシブなテーマを選択し、CSSを編集しなくても管理画面から設定を編集できます。たとえば、ロゴの設定などができます。

2.拡張プラグイン(アドオン)の追加

コマンドラインFTPクライアントを使用しなくても、WordPressのようにブラウザ上からプラグインのインストールやバージョンアップができるようになりました。

Q&Aフォーラム

Facebookでのやりとりをしていて、Q&Aフォーラムの動作を誤解していたことを発見。

Q&Aフォーラムは先生がお題を出して、学生が回答し、回答したら他の学生の回答結果を見られると思っていた。

しかし、そうではなく、学生がお題を出し、他の学生が回答したら、先に送信された内容を参照できるようになる、という流れでした。

MoodleとMaharaの連携

MoodleのMaharaタイプの課題にアウトカムを設定しておくと、評価結果をMaharaで集計して表示できるようにしてみた。

ポートフォリオMoodleでの提出物だけでなく、アウトカム評価も表示できるのはいいかも。

アウトカムはディプロマ・ポリシーやカリキュラム・ポリシーで標榜している項目を定義しておくと一貫性がありますね。

以下は、Maharaの日本語での唯一の解説書。

eポートフォリオ入門―Maharaでつくる

eポートフォリオ入門―Maharaでつくる

  • 作者: デリンケント,グレニスブラッドベリ,メグケント,リチャードハンド,Derrin Kent,Meg Kent,Glenys Bradbury,Richard Hand,大澤真也,中西大輔,吉田光宏
  • 出版社/メーカー: 海文堂出版
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

Moodle MobileがApp StoreとGoogle Playに登場

HTM5化されたMoodleの公式アプリが、App StoreGoogle Playに登録されました。

それぞれ、"Moodle"で検索すると出てきます。

ネイティブアプリとほぼ同じ機能を踏襲し、安定性も上がりました。

活動によってアプリ化されているものと、ブラウザを起動するものが混在していて、今後、アプリ化される範囲が広がることを期待。

ともあれ、やっと人に勧められるようになったかな。

自作アプリのビルドはこの本がわかりやすい↓

HTML5とJavaScriptによるiPhone/Android両対応アプリ開発ガイド (DESIGN & WEB TECHNOLOGY)

HTML5とJavaScriptによるiPhone/Android両対応アプリ開発ガイド (DESIGN & WEB TECHNOLOGY)